『カルビーにおける企業改革の実践から考えるITとデータ活用の意義、経営戦略から企業にイノベーション起こす「バカなる戦略」とは』講師 中田 康雄 氏 – 助成金制度推進センター
『カルビーにおける企業改革の実践から考えるITとデータ活用の意義、経営戦略から企業にイノベーション起こす「バカなる戦略」とは』講師 中田 康雄 氏
2023.03.20
株式会社中田康雄事務所
中田 康雄 氏
略 歴

元カルビー株式会社代表取締役社長兼CEO・CIO

元株式会社コジマ社外取締役、元株式会社オートバックスセブン社外取締役、株式会社中田康雄事務所代表取締役

株式会社みらいワークス社外取締役、元株式会社LDH JAPANアドバイザー

株式会社プロレド・パートナーズ顧問

助成金制度推進センター相談役

2023年2月20日 助成金制度推進センター主催 株式会社中田康雄事務所 中田社長(元カルビー代表)とのミーティングビジネス戦略の重要性とその秘訣中田社長は、ビジネスを進める上で最も重要なのは戦略であると強調されました。

戦略を作る際には、経営ビジョンやミッション、バリュー(価値観)を明確に定める必要があります。経営ビジョンを実現するための仮説と具体的な行動計画が重要であり、それを基に戦略を練ることが大切です。

【ミッションとビジョンの設定】

ミッションとは、企業が何のために存在するのかを示すものであり、ビジョンはそのミッションを達成するための方向性を示します。戦略はこのビジョンとミッションを実現するための方法であり、バリューは企業が共有する価値観です。全員が同じ価値観で行動するためにルールを設定することが必要です。

【仮説と具体的な行動計画の関係】
仮説は経営ビジョンを実現するための方法論ですが、それを具体的な行動に落とし込むことで初めて戦略として機能します。実行と検証を繰り返し、仮説を改善していくことで、質を高めていくことが重要です。

【戦略と経営目標の違い】
よくある間違いとして、戦略を経営目標と混同することが挙げられます。戦略は目標を達成するための具体的な方法論であり、目標だけが先行することなく、実現のための具体的な行動計画が必要です。

【優れた戦略とは】
優れた戦略とは「戦わずして勝つ」ことであり、無理なく無駄なく勝つ方法を見つけることです。競争を超えて圧倒的な優位性を持つことで、戦わずして勝つことができます。

【圧倒的な戦力と質の差別化】
圧倒的な戦力や質を持つことが戦略の鍵です。特に質の面での差別化は、「バカなる戦略」として非合理に見えるが合理的な戦略を考え抜くことで実現します。

【カルビーの戦略事例】
カルビーは「スナック・フーヅで日本の食に喜びとワクワクを」をミッションに掲げ、戦略的な商品開発と鮮度管理に取り組んできました。具体的には、製造日を印字して鮮度を見える化し、在庫の高速回転を図ることで鮮度の高い商品を提供しています。

【継続的な改善とDXの重要性】
カルビーはIT技術を活用し、全従業員が鮮度を高める努力を続けています。デジタル化は戦略に沿って行うことが重要であり、戦略に基づいたDXが企業の進化を支えます。

【まとめ】
今回のミーティングでは、中田社長から多くの示唆に富んだお話を伺うことができました。戦略の重要性や具体的な方法論、そして継続的な改善の必要性について、具体的な事例を交えてお話しいただきました。これらの教えを実践することで、企業はより強固な基盤を築き、持続的な成長を実現することができるでしょう。

 

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