「悩んだらカスタマーへ聞け、カスタマーを知れば必ずステキなストーリーは創れる」 明日から結果へ繋がる!マーケティングの神から学ぶ 野林徳行氏 オンラインセミナー – 助成金制度推進センター
「悩んだらカスタマーへ聞け、カスタマーを知れば必ずステキなストーリーは創れる」 明日から結果へ繋がる!マーケティングの神から学ぶ 野林徳行氏 オンラインセミナー
2021.01.27
有限会社オフィスフレンジー
代表取締役野林徳行 氏
略 歴

1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。

1987年リクルート入社。経営企画、事業戦略、商品企画、プロモーションプランニングなどを担当し、カスタマーを知ることに徹底的にこだわった行動で各事業の業績向上に寄与。

2003年ローソン入社。執行役員としてマーケティング、エンタテイメント、商品開発を担当し、数々のヒット企画を生み出した。Loppi、PONTA、リラックマのお皿がもらえるキャンペーンなどがわかりやすい実績。

2010年ローソンエンターメディア(ローソンチケット)代表取締役社長に就任。

2012年レッグス入社。CMOとしてキャラクターを活用した販売促進を強化。

2016年FiNCCMO就任。人工知能を活用したヘルスケアアプリのマーケティングを推進。

2019年鎌倉新書入社、終活のマーケティングを担当
常に、カスタマー(お客様)の心を揺らし、「ステキ」創りをストーリーをもって実現することで成功に導く活動をしている。
現在、有限会社オフィスフレンジー代表。他に、ブックオフグループホールディングス取締役、英理女学院高等学校理事兼マーケティング講師、NewsTV取締役、ログノート監査役などをつとめながら、著書「とことん観察マーケティング」をベースにした講演・研修を展開中。

野林徳行氏 オンラインセミナー


「悩んだらカスタマーへ聞け、カスタマーを知れば必ずステキなストーリーは創れる」
明日から結果へ繋がる!マーケティングの神から学ぶ
野林徳行氏 オンラインセミナー

衆議院会館において開催された、この道34年のマーケティングの神からマーケティングで最も大事な3要素を学ぶセミナーです。
本記事では、こちらのセミナーをギュッと凝縮してレポートいたします!

こんな方にお勧め

☑ お店や会社・商品に、根強いファンを作りたい

☑ 顧客に愛されるようなイベント・商品を企画したい

☑ マーケティングにおいて1番大事にすべきことを知りたい

・ローソンのリラックマのお皿キャンペーンが10年以上続く理由

・ゼクシィが紙メディアとしていまだにギネス販売部数を更新する理由

これらを1から作り上げたのが、野林さんです。

数々の伝説的な成功事例を丁寧に解説しながら、そこから学ぶべきヒントや、今すぐ実践できる心構えをお話しいただきました。

講演レポート

マーケティングにおいて、最も意識すべき3つのこととはなんでしょう。

SNS、広告、SEO、ビックデータ、CPA、LTV、などなど、様々な意見がありますが、本質は、もっと簡単で身近なものです。

① 悩んだらカスタマーに聞く

② わざわざ来る理由を創る

③ ステキなストーリーを作る

これが、マーケティングにおいて最も重要な3つの原則です。

この3つの原則の本質を理解して、あなたの事業にどう生かすかが分かったとき、その瞬間から、あなたはプロのマーケターになることができます。

3つの原則について、それぞれ詳しく見てみましょう!

① 悩んだらカスタマーに聞く

例えば、飲料メーカーの営業マンが小売店に自社飲料を扱ってほしい時、小売店の担当者が顔をしかめたら、どうしますか?

「値引きしますよ」「これを扱ってくれたら、他の商品もつけますよ」

ついつい、小売店ベースに物事を考えてしまいがちですが、これは本質ではありません。一時的には目的を達成できますが、今後も、値引きやおまけありきの戦略に頼らざるを得なくなり、結果的にその商品が長く店頭に並ぶことはありません。

悩んだら、カスタマーに聞くべきなのです。

「どんな飲み物が飲みたいのか」

「どんな時に飲み物を飲みたいのか」

「そもそも、どんな時にそのお店に立ち寄るのか」

など、どんなに些細なことも、どんなに当たり前のことでも、とにかくカスタマーに聞き、寄り添うことが重要です。カスタマーが本当に求めている商品であれば、小売店も扱わざるを得ません。

この時、「知らなきゃいけない」という義務感でいたのでは、真のマーケティングは成しえません。「知りたくてしょうがない」という欲求で、語りつくせるまでカスタマーを知ることで、マーケティングは成り立ちます。野林さんは、「知りたい」という欲求が溢れ出るあまり、とあるスーパーを24時間観察し続けたこともあるほどです…(笑)

例えば、ローソンで実施された、パンを食べてポイントを貯めてリラックマのグッズがもらえるキャンペーンでは、景品を決めるために、リラックマのファンクラブを立ち上げました。その会員数、なんと、20万人。その会員さん達にどんな景品が欲しいかを尋ね、景品がお皿に決まると、次はどんな柄のお皿が欲しいのかを尋ね…といったように、徹底的にカスタマーに聞きました。その結果、キャンペーンは大成功。お皿の交換枚数は400万枚にも上りました。

② わざわざ来る理由を創る

例えば、コンビニ。

あなたは、どのコンビニに行くか、どうやって決めていますか?

恐らく、大半の方は距離だと思います。「1番近くにあるところならどこでもいい」そう思っている方が大半です。

ですが、その中で「少し遠くても、わざわざローソンに行きたい」と思ってもらうには、どうしたらいいのでしょうか。

それは、「少し遠くても、わざわざローソンに行きたい」と思うような理由を創ればいいのです。

….と、トートロジーになってしまいましたが、これが本質です。

全員にとっての「わざわざローソンに行く理由」を創るのはなかなか難しいですが、一部の人にとっての「わざわざローソンに行く理由」を創ることは可能です。ターゲットを細かく設定し、その層にピンポイントで刺さる施策を打ち、来店を促すのです。そして、来店せざるを得ない状況を作った上で、店内にコンテンツを用意し、満足してお帰りいただく。

業界・業種が異なっても、意識することは、本質的には同じです。

③ステキなストーリーを作る

「どこかの池に適当に釣り竿を投げて、たまたま魚が釣れたらラッキー」

そんなマーケティングになっていませんか?

カスタマーの行動や気持ちを考える際に、「偶然」「たまたま」「ラッキー」という楽観的な変数を入れてはいけません。全ての感情、全ての行動に必然性が生まれるまで、商品やサービスを改善し続ける必要があります。

こういう商品だったら、こんな人が、こんな風に興味を持ってくれる

買った後はこういう風に満足してくれて、こんな風に友人に勧めてくれる

カスタマー目線で、一切妥協をせずにこんなステキなストーリーを作ることができれば、どんな商品・サービスも、長く愛されるものになります。

講演では…


・ローソンのポイントコレクトキャンペーン
・リラックマとミッフィーのお皿キャンペーン
・ゼクシィの読者層、付録作り、コンテンツ作り
・接待の2次会のキャバクラで生まれたストッキング
・海洋散骨ツアー

などの事例を紐解き、「カスタマーをどう知っていくか」「ステキなストーリー」について、じっくり解説していただきました。

その他にも、

「オールターゲットというのは絶対ダメ」
「プラスがもっとプラスになるより、マイナスがプラスになる方が嬉しい」
「プランに思いを上乗せする」
「意外性を求めて施策をするのではなく、たまたま意外性があっただけ」
「机の上でやめる決断をしてはいけない」

など、数多くの金言をいただきました。

そんな、3時間にも及ぶセミナーの野林さんのステキストーリーレポート記事でした。

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