「迷ったら茨の道を行け~企業再生の修羅場で学んだこと~」 オーダースーツSADA 代表取締役 佐田展隆氏 オンラインセミナー – 助成金制度推進センター
「迷ったら茨の道を行け~企業再生の修羅場で学んだこと~」 オーダースーツSADA 代表取締役 佐田展隆氏 オンラインセミナー
2021.03.24
オーダースーツSADA
代表取締役佐田 展隆 氏
略 歴

一橋大学経済学部卒。
高校までサッカー部、大学時代はノルディック複合選手という体育会系。
大学卒業後、東レ株式会社でテキスタイル営業。2003年、父に乞われ、株式会社佐田入社。2005年、代表取締役社長就任。バブル時代の大手取引先そごう倒産の傷跡が深く、破綻寸前の企業を黒字化するも、莫大な有利子負債は如何ともしがたく、2007年、金融機関の債権放棄と共に、会社を再生ファンドに譲渡。2008年、引継ぎを終え株式会社佐田を退社。しかしリーマンショックで再生ファンドが解散となり、会社の所有権は転々とする。そして東日本大震災で国内の仙台工場が被災し、会社の引き受け手が居なくなり、2011年7月に会社の再々生のため株式会社佐田に呼び戻される。2012年代表取締役社長復帰し、オーダースーツの工場直販事業強化を柱に企業改革を進め、3期連続増収増益を達成し会社業績を安定化。以後も売上の拡大を継続。現在では自社をオーダースーツチェーン店舗数日本一に成長させる。
自社オーダースーツPRの為、自社スーツを纏い、スキージャンプを飛ぶ、富士山頂から山スキーを滑る、東京マラソンを走る等のチャレンジを行い、動画をYouTubeにアップしている。

佐田展隆氏 オンラインセミナー


「迷ったら茨の道を行け~企業再生の修羅場で学んだこと~」
オーダースーツSADA 代表取締役 佐田 展隆 氏 オンラインセミナー

衆議院会館において開催された、「オーダースーツSADA」佐田社長の講演。経営難の会社を引き継ぎ、文字通り茨の道を歩んだ佐田氏が、企業再生の修羅場で学んだ仕事の極意をお話しくださいました。本記事では、こちらのセミナーをギュッと凝縮してレポートいたします!

こんな方にお勧め

☑仕事をする上での信念がほしい

☑修羅場を潜り抜けてきた経営者の強さを知りたい

☑中小企業を成長させたい

低迷する紳士服業界の中で、3期連続増収増益を達成した、オーダースーツSADA。

社長の佐田氏は、現在では自社を【オーダースーツチェーン 店舗数日本一】に成長させている敏腕の経営者です。

しかし、その経営の道は、決して平たんなものではありませんでした。幾度となく倒産の危機が訪れ、その度に踏ん張り耐え抜き、更に、そんな状況でさえも楽な方に流れず、茨の道を歩き、傷だらけになりながら会社を立て直し、成長させてきました。

そんな佐田氏が大切にしている仕事の流儀をレポートしていきます。

講演レポート

① 出足の速さ

出足(取り掛かり)の遅い人で、優秀な人を見たことがありません。「○○が揃ったら始める」「〇月から始める」等、物事を始めないための言い訳をしている人は、一生それを始めません。優秀な人は、最高のパフォーマンスが発揮できる状況でなくても、とりあえず手を動かします。

「思い立ったが吉日」

 佐田さんのご祖父様がよく言っていた言葉でした。ご祖父様は、この言葉の後に、こう付け加えていたそうです。

「今日できることを明日に伸ばす奴は、あの戦場ではみんな死んでいった」

② 手数

短期的に見ると、仕事の量と質はトレードオフに見えるかもしれません。しかし、長期的に見ると、そうではありません。

質を重視する職人で、後から量が付いてくる人は見たことがありませんが、量を重視する職人で、後から質が付いてくる人はいます。

高速でPDCAを回していれば、そうなりえるのです。仕事とはそういうものです。

③おもてなしの心

「相手のあるべき姿を考え、その実現のために全力を尽くす。お客さまに対しては勿論、同僚、友人、家族、ひいては自分に対してもおもてなしの心を持って接する。」

利他の心を大切にしてください。

自分がもうどうしようもなくなった時、最後に「拾う神」が現れてくれるかは、日頃のあなたの行いにかかっています。常に心からの利他主義でいれば、その大切にするものが人であれ会社であれサービスであれ、最後の最後に、誰かが、何かが手を差し伸べてくれます。

④自責の心

「他人、過去、環境等、自分がコントロールできない事情は前提条件と考えて、その前提条件の上で、全力を尽くす。他責の考えは行動を抑制し、成果から遠ざかる忌むべき思考法である。」

コントロールできない事象に関して考えても、文句を言っても、それは無駄な時間・労力です。

スポーツ選手がルールに文句を言ったところで何も始まらないように、ビジネスマンも、環境や外的要因に文句を言ってはいけません。

⑤チャレンジスピリット

「常に環境が変化する以上、現状にしがみついていては、時代に取り残される。今の自分を否定する勇気を持ち、失敗や一時的なパフォーマンスの低下を恐れず、常に新しいことに取り組む。」

生物は、環境に適応することで種を存続させてきました。これは、現代の個人にも、企業にも通ずる道理です。変化し続ける環境に常に適応し続けるべく、リスクを適切に把握しながらチャレンジをしてください。

⑥ポジティブ・シンキング

「悲観的な考え方は、人の思考・行動のパフォーマンスを低下させる。最悪の事態を直視する勇気は必要だが、その中でも強い意志の力で、楽観的な解釈ができるように自分を鍛える。

⑦執着心

「出来そうかを考えるのではなく、すべきことには必ず成し遂げると決めてことにあたる。できないのではという不安や恐怖を抑え込む。また一度や二度の失敗では諦めない強靭な精神力を持つ。

講演では…

これらの流儀が生まれた理由、そして、実際の事例においてどのように考え行動に移したか、講談師のように熱く明瞭な語り口でお話しいただきました。

オーダースーツSADAの修羅場や、それを乗り越えるに至ったドラマは、まさに現実の「陸王」、「半沢直樹」です。是非、本編動画にて、そのドラマから佐田氏のフィロソフィーを学んでみてください!

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